梅雨の晴れ間のホーネット

うっちぃ

2012年07月12日 10:37

私の性格として、「思い立ったが吉日」ということで無計画に動き出すというクセがある。
うじうじ、ああでもない、こうでもないと考えている時間があれば、さっさと行動にうつして体感した方がハッキリするからだ。
考え出したら、なかなか結論が出ないというのが持論なんじゃわな。

ということで、セカンドバイク購入計画と「計画」というネーミングにはなっているが、計画というよりも思いつくまま行動しちゃっているというのが現実である。

この短期間にいろいろなバイクに乗ったし、まだまだ他にもいろいろ乗りたいバイクはあるのじゃが、ここらでちょっとガラにもなく考えてみるのもいいもんだ。なんたって今は梅雨である。梅雨の長雨の中、雑誌を読みふけり、写真を眺めながらバイクライフを考えてみるのも悪くない。

で、考えてみた。
そもそもセカンドバイク購入計画のスタートというのは大型自動二輪免許取得により、バイク選びに制限がなくなったことから始まっている。そして、その条件として「条件をつけない。」というのが自分にかせたルールだ。

今、所有しているバイクはSUZUKI Let's2(原付)とSUZUKI GN125H(原付二種)の2台である。
条件をつけないと言っても、原付と原付二種は既にあるので、それ以外のバイクで候補を選びたい。

ただ、ここのところ大型自動二輪免許をとったということで、400cc以上のバイクばかり乗っていた。
でも考えてみると、何も400cc以上に限定している自分の選び方って、ちょっと偏っているなとも思うんじゃわな。
250ccクラスもあれば、400ccクラスもある。それを無視するというのもなんだかなぁ・・・・と思うのである。

と言うのも、GN125Hは大好きなバイクじゃが、ツーリング、特にロングツーリングで困るのが、自動車専用道路を走れないという法律があることじゃ。例の125cc未満走行不可という道路のことだ。
高速道路は走れないということは承知していたので高速道路を走れないということについては納得済みではあったが、結構自動車専用道路があるにのは閉口してしまった。

今の自分の希望としては、あらゆる制限から開放されて自由に、自分の意思で走りたいということじゃ。
ということであれば現実には250ccクラス以上のバイクであれば条件としては満たすことになるではないか。
(まあ、大型バイク乗り入れ禁止なんていう道もあるけど、そこは原付を持っているというこで勘弁ね。)



ということで、先日、250ccクラスのホンダ ホーネットをレンタルして梅雨の晴れ間のひとときを楽しんじゃいました。
目的地は和歌山県の白崎海洋公園。高速を使って海岸通を走る海と山の景色を楽しめるツーリングルートじゃ。

さて、このホーネットというバイク。250ccでありながら4気筒もあるマルチエンジンで典型的な高回転型エンジンだ。ここのところ大型バイクにばかり乗っていたんで、さすがに低速回転でのトルク不足を感じてしまう。と言っても、これはあくまでも大型バイクと比べるとということで、さすがはホンダという感じで非常に乗りやすいバイクだ。

そして250ccクラスというのは、やはりコンパクト設計になっているので取り回しが実に楽である。まあ、これもGN125に比べると大変なんだけど大型に比べるとはるかに楽じゃ。

ホーネットは高回転型エンジンと書いたが、レッドゾーンは16000回転からとなっている。一瞬、自分の目を疑ったが何度メーターを見てもレッドゾーンは16000回転なんじゃよ。ということで、低回転は本当にトルクが薄いのでおのずと回転は上げ気味で走ることになる。


例えばGN125の場合、車体が軽いということもあり、低回転でもそこそこ粘るんじゃがホーネットは低回転域での粘りはないと思った方がいい。まあ、4000回転以上はキープしていれば細いながらもトルク感を得ることができるので、そこそこの加速感を味わうことができる。でも、それはそこそこの加速感というレベルのもので楽しくなるとか、ゾクゾクするとかいうものではない。

ホーネットのエンジンを楽しむなら、やはり10000回転からじゃ。
ホンダマルチ独特の、まさにホンダミュージックとでも表現したくなるような、クワォォォォ~ンというサウンドは気持いい。
そして、この10000回転から、特に12000回転からレッドゾーンまでの16000回転までは低速域とは全く別物のエンジンとなり、トルクフルで実に気持いいのじゃ。

ホーネットを楽しむのであれはこの超高回転域を使いたくなるし、ここを使わなければホーネットに乗る意味がないと感じるくらい刺激的で官能的じゃ。ただし、この回転域を使える場所というのはごく限られたシチュエーションということになるけどね。この回転域を街中で使えばうるさくて迷惑だし、スピードオーバーで免許が何枚あったって足りなくなる・・・・(笑)

それと、250ccクラスの利点として車体がコンパクトで軽いということじゃ。ということはワインディングでは軽やかにコーナーを気持ちよくトレースできるわけじゃが、特にホーネットの場合250ccクラスには似つかわないような太いリアタイヤが装着されているのでコーナーでの安定感はなかなかたいしたものなのである。

高回転域をキープして峠道をクリアしていくというのがホーネットの醍醐味のような気がする。今回のツーリングコースはまさにそんな道が多かったので十分にホーネットを楽しむことができた。


白崎海洋公演エリアは初めて来たのじゃが、景色といい、道といい、とってもいいところじゃ。そしてそのちょぃと先には海の里「みちしおの湯」という太平洋を一望できる露天風呂がある温泉があるのでそこまで足を伸ばし温泉につかることにした。
ちょっと気合をいれて、スポーツのごときツーリングをしたところで、ゆったり・まったり海を見ながら温泉につかる。
う~ん、まさに大人の遊び・大人の時間なのじゃ。

こんな楽しみができるバイクライフっていいもんじゃよねぇ~・・・・・♪

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