CB400で相模湖ツーリング
7月19日(木曜日)は朝一番の仕事が終わると夕方までポッカリ時間が空いてしまう。
もちろん、このポッカリ空いた時間を無駄にするわけにはいかないので、近場の相模湖へツーリングすることにした。
東京滞在中の部屋からの景色。
相模湖へのツーリングにしたのにはちょっとした理由があって、実はうちのお墓が高尾山にある。
高尾から相模湖へは30分ほどで行ける距離にあるので距離的にも時間的にもちょうどいいという理由からじゃ。
今回の東京出張はこのCB400をレンタルしてのロングツーリングとなったわけじゃが、木曽路や信州の山岳ワインディングロードに高速道路そして都内の渋滞道と一週間もあるといろいろなシチュエーションを経験できた。
CB400と言えば、中型自動二輪の教習車にも指定されているように免許を持っている人ならほとんどの人が経験しているはずのバイクであり、定番中の定番バイクじゃが、天邪鬼な自分としてはその定番を避けていたふしがあって実は免許を取得してから初めて乗るバイクなのである。
今回、たっぷり乗ることが出来て今さらながらにCB400が定番バイクなった理由、そして未だに現役として新車が販売されている理由が分かったような気がする。
ホンダの技術を終結して完成された水冷4気筒エンジンとコンパクトにまとめられたパッケージがCB400の本質ということになるのだろうが、私が乗った感覚で言うと、全てがちょうどいいのである。
ちょうどいいという表現は可もなく不可もなく、個性が薄い優等生というイメージになりやすいのじゃが、いい意味で本当にちょうどいいのじゃよ。
街中や渋滞時時でもフレキシブルなエンジンは気難しいとこは一切見せず、気楽に流せることができる。400ccというエンジンのパワーは街中・ワインディング・高速道路と全てにおいて使いやすく十分なパワーを発揮してくれる。
250ccではどうしても高速道路走行ではパワー不足を感じるシーンがあったがCB400では一切不満はなかった。
そして、CB400のエンジンというのは低回転・中回転域ではフラットなトルク特性で実に扱いやすいのじゃが7000回転を超えるとと一気にその素性を暴露して強烈なトルクとパワーを発揮してくれるのじゃ。CB400の水冷4気筒エンジンは熟成に熟成を重ね、まさに完成の域に達しているという感じで単純に扱いやすい優等生エンジンというだけではなく、やはりライダーの心をくすぐるバイクらしいエンジンという感じがするのである。
今回、私がレンタルしたCB400はrevoⅡバージョンなので一世代古いタイプであり走行距離も7万キロを越えた、いわばご老体なわけじゃが、それでも現役バリバリに十分なパフォーマンスを発揮してくれた。CB400というバイク、あるいは400ccクラスというバイクは日本で使用する限りベストマッチなのではとつくづく感じた次第である。
今回の趣味と実益を兼ねたツーリングでは総走行距離1406km。
使用ガソリン量は67.3リッターということで、燃費はリッター20.89kmであった。
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