バイクの楽しみっちゅうのは、なんと言っても爽快感につきると思う。
野を駆ける野生動物になったような、
大空を自由に飛ぶ鳥になったような、
そんな自由奔放な気分になれるのがとっても心地よいのじゃよ。
少なくとも私はそう感じている。
がんじがらめの法治国家の中で、社会生活を営み、家族の生活を守るために頑張っている中年オヤジにとって
バイクに乗っている時間というのは、たまらなく自由で爽快なんじゃよね。
この快感・爽快感を得るためであれば、お金の問題なんて関係ない
やることはキチンとやってんだから俺の好きなだけ使ったっていいじゃん!
と言いたいところじゃが、現実はそうはいかないのじゃよ。
やっぱり経済的な諸事情というものはあるもんじゃ。
だからバイクを選ぶにも、それ相応の価値基準というものがあって
買った後も、維持費というものがつきまとうわけじゃ。
GN125Hの場合は、とにかくびっくりするほど車両価格は安い。
しかも原付二種というカテゴリーだから乗り出し価格も安い、維持費も安い。
必死に頑張る中年オヤジにとっては、なんとも有り難いバイクじゃ。
125ccという排気量からして燃費もいいのじゃが、燃費がいいと言っても具体的にどうなのかというのが気になるところでしょ。
燃費の良し悪しというのは人それぞ価値観が微妙に違っていて比べるものによっても変わってしまうわけじゃよ。
車と比べて燃費がいいのか、50ccの原付バイクと比べて燃費がいいのか比べるものによって違ってくるわな。
まあ、本来比べるとしたら同排気量の似たようなスペックのものと比べないとねぇ。
車と比べたらGNの方がいいに決まってるもんね。
さて、我が愛車のGN125Hの実燃費はどんなものなのか・・・・・
約1年半、距離にして26000km以上走った結果をまとめると、リッター39kmである。
リッター39kmという数値がいいのか悪いのか、この感じ方というのも人それぞれなんじゃろうが
「ちなみに今所有している50ccの2スト原チャリ(Let's2)はリッター30kmくらいである。」
あの爽快感を味わえてリッター39kmというのは自分としてはそこそこ満足しちょるのじゃよ。
ところで、我が愛車GN125Hの燃費なのじゃが、購入当時よりだんだん燃費が悪くなってきたなと感じていた。
どれくらい悪くなったかというと、
購入当時の1000kmまでの燃費は、要するに慣らし運転中で回転を5000までに押さえての頃ね。
44.3km
40.0km
41.4km
44.5km
40.6km
とリッター40km以上という高燃費だった。
ちなみに、慣らしが終わった次の給油では39.9kmと初めて40kmをきっていたのがデータとして残っている。
過去において最高に燃費が良かったときが46.4kmで最悪に悪かったときが33.4kmだった。
基本的に満タン法で計算しているので少々のバラツキはあるんじゃろうが、それにしてもリッター10km以上の差があるというのも、なんとも奇妙な数字である。で、ならして平均値を出したのが曽木ほど書いたリッター39kmということじゃ。
正確にはリッター39.0798kmなんだけどね。
で過去のデータを眺めて気がついたのじゃが、慣らし終了後もほぼ40km以上の燃費だっのが真冬の間はリッター40kmを切っていて、これは短距離しか乗らないという使い方によるものだというのが分かる。
というのも春から秋には40kmを超えているときがよくあるからじゃ。
ところが納車して1年以上たつと、確実にリッター40kmを切るようになっている。
う~ん、だんだん燃費性能というのは落ちていくものなのかなと・・・・・
でも、よくよくデータを見ると、必ずしもそうでもないんだよね。
たまにリッター40kmを超えているときがあるわけよ。
ということは、単純に燃費性能が落ちているというわけじゃなさそうじゃ・・・・
では、なぜ・・・・・?
なんで最近はリッター36km前後まで落ちてきてしまったの・・・・?
よくよく考えてみると、GN125Hに乗り出して1年が経過し、距離にして18000kmくらいだったと思うのじゃが
実に調子よくなりだしたなと感じていたことを思い出した。
確かにそうなのじゃよ、当初は私の乗り方というのは、ゆったり・まったり・のんびりライディングじゃった。
法令順守はもちろんのことなのじゃが、あまり回転を上げても振動が激しくて6000回転以上を使うのは
ほとんどない乗り方をしておったのじゃよ。
ところが、だんだん調子よくなって、バイクの乗り方も覚えてきて、エンジンの回転を上げるのも
以前よりスムースになってきたものじゃから、明らかに乗り方が変わっているんじゃよね。
今の私のGN125Hの美味しいところは6000回転~8500回転の間。
この回転ゾーンが実に気持ちいいわけよ。
このパワーバンドをキープしていれば実に小気味良く走れるわけ。
少々Rのきついワインデングになれば、上りでないかぎり大型バイクにけっこうついていけるし
ましてやハーレーのようなバイクだったらGNでぶち抜く事だってできちゃう。
このパワーバンドの気持ちよさにいつのまにかのめりこんでいた自分がいてついつい回転が上がっていたんでしょうねぇ。
ということで、一度初心に戻って基本的に回転を6000回転くらいに押さえるような走りをしてみたんですよ。
もちろん車の流れや安全面を考慮して現実には6000回転以内というのは無理だったんだけど
それでも意識としては6000回転以内を念頭において260kmほど走って給油して燃費をはかってみたら
なななんと・・・・
リッター42.52kmでした。
いやぁ~、久しぶりのリッター40kmオーバーですよ。
これでハッキリしたのが、GN125Hの燃費性能が落ちたわけじゃないということですね。
要は、私の乗り方が変わったということ。
さあ、今日からは燃費のことなど考えず
ただただ、爽快感を求めて乗ることにしよう・・・・・♪