11月18日(金曜日)の午前中に、一気にタイヤ交換&チェーン交換&リアスプロケ交換を実施したわけだがタイヤにしてもチェーンにしても新品の場合は慣らしが必要で約100kmは本来の性能が発揮できないので、しっかり慣らしてくださいと言われた。
ごもっともなことである。
ただせっかく交換したのに、慣らしに100kmも必要とはなぁ・・・・なんて思ったのだが考えてみるとオフィスへ片道約20kmだから往復で40km。いつものようにちょっと寄り道すれば2日で100kmは走れてしまう、すなわち慣らし走行は2日で完了というわけだ。ということでチェーンの慣らし、タイヤの慣らしを意識して急加速や強引なギヤチェンジは控えおとなしくいつものように・・・(笑)オフィスの往復を走ってみた。
もちろん、いつものように二人の娘の塾の送り迎えも行ったので、あっさり2日で100km走破してしまったよ・・・・(笑)
チェーンとタイヤはこれで慣らし完了したので後日、あらためてタイヤのインプレッションは書かせていただくが今日はリアスプロケ42Tのインプレッションをしてみたい。
結論から書かせていただく。
リアスプロケ42Tに交換して大正解であった。
スプロケ交換については、GNユーザーの諸先輩方がブログ等で書かれているのそれを参考にしていただければと思うが、ここではあくまで私の体感、感想そしてインプレッションなのでその点を考慮して読んでいただきたい。んなせ感じ方というのは人それぞれなので私がいいと思っても他の方はよくないと思うことだってあるのだから。
さて、GN125Hのスプロケ交換については、フロントを14T⇒15Tに交換、あるいは今回私がやったようにリアを43T⇒42Tに交換するかのいづれかが定番のようだ。どちらにしてもハイギヤード化するということだから効果としては同様のはずだ。
大雑把に言うと、ローギヤードの場合は加速が良くなりパワフルなのでタンデムや急な上り坂でもオーケーだがハイギヤードに比べると回転は常に高目となる。ハイギヤードはローギヤードに比べ加速は悪くなるが回転が抑え目になるのでゆったり感・リラックス感がうまれ燃費も良くなる可能性がある。まあ、これは一般論ですな。
さて、私がなぜリアスプロケを交換したかというと、オリジナルのフロント14T・リア43Tではローギヤード過ぎると感じていたからだ。タンデム走行はするが駅までの3kmほどのことで普段は一人で乗っておる。すると、1速なんてほとんど使い物にならないくらい使う気になれない。スタートした瞬間にチェンジアップ。2速・3速もほぼそんな感じなので現実に使う気になれるのは4速と5速ということになる。さっさとチェンジアップしてあとはオートマ感覚で4・5速を使えばいいのだろうがそれではトルク感を感じることが出来ない。せっかくのミッション車なのに各ミッションを楽しむにも楽しめないというくらい3速までがローギヤード過ぎるのである。それとエンジンブレーキの下品なかかり具合だ。エンジンブレーキはかかってくれないと困るがオリジナルGN125Hのエンブレはハッキリ言って下品だ(笑)。最初はあの強引なかかり具合が楽しくもあったが慣れてくるともうちょっとスマートにならないものだろうかといつも感じておった。
要するに私のニーズとしては
1.今までとほぼ同等の加速感
2.各ギヤが普通に使えるくらいの適正なギヤ比
3.アソコを押しつぶさない程度(笑)のソフトなエンジンブレーキ
4.ロングツーリングが多いので高速域での振動の低減
こんなところである。
スプロケ交換はフロントでもリアでも上記のニーズが満たされればどちらでもいいのだが、それこそ本人の感覚の問題なので実際に装着して乗ってみないことには分からない。特に1.と2.についてはハイギヤード過ぎると逆効果ということも考えられる。ちなみにスプロケの値段だがフロントが2,000円弱、リアが4,000円強といったところで値段は倍違う。
まあ、倍違うと言ってもたかが2,000円程度のことだから値段の問題ではない。
私なりにいろいろ悩んだ(楽しんだ)のだが、ハイギヤード過ぎるということだけは避けたい。この気持ちが優先してリアスプロケ交換に決断したわけである。
ちなみにリアスプロケはネットで購入したのだが送料税込みで4,198円。さらにロックワッシャーが2つ必要になるのでそれが2個で273円、パーツ代としては合計4,471円。それに工賃が1,800円だったのでリアスプロケ交換にかかった費用は合計6,271円ということになる。
さて、リアスプロケ42Tのインプレッションだが、一言で言うと上記の私のニーズをほぼ完璧に満たしている。
今回はスプロケ交換と同時にタイヤも交換しているのだが1サイズアップしているのでハイギヤード化と同等の効果があるものと思われる。その点も含めてフロントではなくリアにしたのだが、これが大正解だったような気がする。
とにかく一番心配していたのが自分のイメージよりハイギヤードとなり加速がもたつくということだった。おそらくリア42T&タイヤのサイズアップはフロント15Tと同等の効果になるような気がする。で肝心の加速感だがオリジナルと遜色ない感覚だ。と言うよりも1つ1つのギヤの伸びが長く使える、特に1・2・3速で顕著なものだからハイギヤードにしたにもかかわらず返って加速感は良くなったように感じれるのである。やっぱりバイクって数値ではなく感覚の乗り物だなと痛感した。
ということは、2.の各ギヤが普通に使えるようになったということである。これはどういう意味があるかというと、ミッション車をミッション車らしく楽しむことが出来るということに他ならない。単純に便利さや乗りやすさを求めるのであればミッション車ではなくスクーターがいいに決まっている。なぜわざわざ面倒くさいミッション車を買ったかというと、それは自分で操っているという感覚を味わいたいからだ。移動の手段としてのバイクではなく、楽しむためのバイクだからだ。だからミッション車を選んだわけである。であるからにして、ミッション車の醍醐味はシフトアップ・シフトダウンを自分の意思のもとに指令するということであるからバイク本来の楽しみを実感できるのである。そういう意味でリアスプロケ42Tは絶大なる効果があると言っていい。
そして、嬉しいことにエンジンブレーキがマイルドになった。あのガツンとくるエンブレではなく、人間の感覚にスムースに入り込むブワァォンという感じのエンブレのかかり方になった。決してエンブレの効きが悪くなったというのではなく、かかり具合がほどよいという感じになった。個人的にはもうちょっとソフトでもいいと思っているが、スプロケ交換でこんなにも変わるものかと感心してしまった。
それと、高速域での振動の軽減だが、これもかなり満足のいくものとなった。元々が振動を楽しむタイプのバイクであるからある程度の振動はあった方がいい。ただオリジナルでは60kmまでが限界かなという感じであった。もちろん高速を走れない原付二種にとって60km以上で走れる道などほとんどないとは思うが、やはりマージンは欲しい。早速、高速域テスト用の私設サーキット(笑)を軽く流してみたのだが高速域での乗り心地は数段アップしたと言っていい。
というわけで、リアスプロケット42Tへの交換は大正解だったと感じている。
これだけの効果を6千数百円で手に入れられるというのは抜群のコストパフォーマンスだと思う。
ただ、そもそもがなぜオリジナルが14T-43Tなのかが分からない・・・・(笑)
まあ、お国柄というか国によって道路事情・交通事情は違うのでが14T-43Tがベストマッチという国があるのかもしれない。
ちなみに私が購入したGN125Hは、と言うよりも一般的に日本に入ってくるGN125Hは中国国内モデルではなく海外輸出モデルであるから中国国内用の設定というわけではなさそうである。東南アジアの国々ではが14T-43Tがいいのかもしれない。
一応、言っておくがこのインプレッションはあくまでも私個人の感覚をもとに感想を述べさせてもらったにすぎないので私のコメントを鵜呑みにはしないでいただきたい。人はそれぞれ感覚が違うものだし、好みも違う。あくまで私の感想だ。それと交換して2日間乗っただけのインプレなので、後日あらためて乗り込んでからのインプレッションも書きたいと思っている。
ちなみに、明日はあの
RedSexy号のともよしさん とプチツー・ランチミーティングに行く予定だ。