タイヤ交換インプレッション

うっちぃ

2011年11月27日 18:39

11月18日(金曜日)にタイヤ交換をして1週間が過ぎた。新品タイヤは最初は本来の性能が出ないため約100kmの慣らし走行、いわゆる「皮むき」が必要となる。ということで皮むきが終わるまではインプレッションも出来ないと思い、おとなしく皮むき走行をしちょりました。まあ、うちからオフィスの往復をすれば約40kmでいつものようにちょいと寄り道をすれば普通に走っていれば2日で100kmは走行できてしまう。慣らしもへったくりもないわけだ・・・・(笑)
ただ、私の体感としては皮むき走行100kmでは足りないと感じた。100kmを超えたあたりで試しにフルブレーキングというわけではないが強めのブレーキングを試してみたところ、なんかヌメッという感じでしっかりグリップしているとは思えなかったのである。ただ皮むき走行が終わってもいないのにオリジナルのさくらタイヤとは雲泥の差はあるのだが、このタイヤの性能は100kmの慣らしでは十分ではないような気がした。

ちなみに私が装着したタイヤは下記のとおりでオリジナルから1サイズアップになっている。
フロントはダンロップ TT100 3.00-18、

リアはダンロップ K127 110/90-16にしてそれぞれチューブも日本製の新品に交換した。


100kmを超えても私の意識としては皮むきの慣らし走行という気持ちでいた。週明けの月曜日にはともよしさんと皮むきツーリングに出かけたし、その後も連日オフィスの往復をしたり、オフィスの忘れ物をとりに行ったり(笑)と皮むき走行を繰り返し300kmを越えたあたりで、再度ブレーキングテストをしてみたところ、例のヌルッと感はなくなりしっかりとグリップしてくれている。タイヤの本来の性能を引き出すには200~300kmは走った方がいいのではというのが私の実感だ。


300kmを超えてもカラーラインもヒゲも残っている。(リアタイヤ K127)


フロントタイヤもリアタイヤ同様だ。(フロントタイヤ TT100)


さて、これから本題のインプレッションということになるのだがいつものように結論から書くと、
タイヤ交換は大正解!

バイクにまたがって最初に感じるのは、「おっ、車高が高くなった。」ということだ。1インチほどのサイズアップということで今まではベタ足で着いていたのが、かかとがちょっと浮く感じになった。
皮むき走行が終わってからの私の素直な感想としては、さくらタイヤと比べるとグリップ力は雲泥の差であるということだ。特にそれを強く感じるのはフロントタイヤ。このグリップ力をどう表現すればいいのか?イメージとしては路面をつかんでいると言ったらいいだろうか。直進はもちろんだが、やはりコーナーでそれを強く感じる。非常に安心感があるのだ。路面をつかみながらグッと切れ込む感じがある。
さらに嬉しいのがブレーキング能力だ。もう、さくらタイヤとは比べ物にならない。と言うよりも今さらながら、よくさくらタイヤがタイヤとして認可されていたなと思うくらい、さくらはグリップしてくれなかったからね。ヒヤヒヤしながら乗っていたが、一度ダンロップタイヤに乗ってしまうと、もう二度とさくらタイヤには戻れない。ダンロップタイヤが他のメーカー、例えばIRCとかミシェランとかブリジストンと比べて優れているかどうかは分からない。あくまでさくらタイヤとの比較となってしまうのだが、少なくともこの性能があれば安心して乗ることができるのは間違いない。

グリップ能力のアップによって当然ながらブレーキング能力もアップすることになるわけだが、そこでちょっと気になったのがフロントサスペンションの軟らかさだ。さくらタイヤのときはすべるのが怖くてブレーキを強く握ることができなかったのでさほど気にならなかったのが、TT100はしっかりグリップしてくれるのでブレーキもそれなりに強く握ることができる。そのときのフロントの沈み込みがかなりあるなと感じた次第だ。こんなものなのかもしれないが、フロントのブレーキオイルは少し硬めにする方がいいかもしれないと感じた。

乗り心地に関しても申し分ない。スプロケ交換で若干ハイギヤードになったこともあるが、タイヤのサイズアップとの相乗効果で同じスピードなら回転数は400回転ほど落ちているはずなので、振動が少なくなったと感じるから当然ながら乗り心地も良くなったと感じるわけだ。

総括すると、いいことづくめというわけである。
そうそう、今回のタイヤ交換はGN倶楽部で流行りつつあるチューブレス化はせずにチューブタイヤにした。その理由は信頼のおけるタイヤショップの店長さんの説明に納得したのでチューブタイヤにしたわけだが、その内容とは
チューブレスタイヤはチューブレス用ホイールに装着して100%の性能が発揮でき、チューブタイヤ用ホイールにチューブレスタイヤを装着した場合にはリムの溝の深さの関係でどうしても構造上空気漏れの可能性があるので勧められないということだった。
この点については、あらためて詳しく説明したいと思っているが要は本来の性能を100%発揮できる組み合わせがいいに決まっているということだ。チューブレスタイヤとチューブタイヤを比較すればチューブレスの方がいいに決まっているが、チューブレスタイヤにするならホイールもチューブレス用ホイールにするべきということだわな。
ちなみに、どうしてもチューブレスタイヤを履かせたいのであればチューブを入れてチューブレスタイヤを履かせるという手もありますぞ。


最後に、もしまだオリジナルタイヤで走っているオーナーさんがいらっしゃれば、とにかく早くタイヤ交換するべきです。まだ減っていないから勿体無いと思う方もいらっしゃるでしょうが、悪いことは言いません。すぐにでもタイヤ交換するべきです。さくらタイヤはハッキリ言って危険です。事故が起きてからでは遅すぎます。まるで違いますから、とにかく一日も早いタイヤ交換をお勧めします。



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