トライアンフ ストリートトリプルR

うっちぃ

2012年07月07日 11:35

前回紹介したトライアンフ ボンネビルというバイク、いろんな映画に出演しているのをご存知だろうか?
ちょっと思いつくだけでも、
・リチャード・ギアの仕官候補生役が似合った「愛と青春の旅立ち」
・アンソニー・ホプキンスの夢を追う男の名演技が光った「世界最速のインディアン」
・イギリスが舞台の「ハリーポッター賢者の石」では当然という感じで出演。
・ちょっと以外かもしれないけど「ミッション・インポッシブルⅢ」にも出ている。
・そして極め付けが「大脱走」でスティーブ・マックイーンが乗っていたのがボンネビルだ。

ハーレーと同様に、トライアンフというメーカーのバイクは絵になるんだよね。
で、今回私が試乗したのは映画「ソルト」でアンジェリーナ・ジョリーが乗っていたストリートトリプルRだ。


と言っても、ソルトの時はヘッドライトが丸目の時で、現在は変形5角形に変更されているんだけどね。


クラシカルな味のある渋いボンネビルとは全く逆で最先端の技術とデザインで構成されているのがストリートトリプルだ。
原型は評論家の間でやたら評価が高いデイトナ675がベースとなっており、ザックリ言えばデイトナ675をストリートユースの
ネイキッドスタイルにしたのがストリートトリプルだと思えばいい。


ストリートトリプルで目を引くのが、その斬新なデザインである。
特に変形5角形の2灯式ヘッドライトは強烈な個性をアピールしている。
最初は変なデザインだなと思っていたが、見ているうちにだんだん愛おしく思えるほど、妙に可愛く感じるのが不思議じゃ。

さて、またがってみると、短足の私にはほんのちょっと高いような気はするが、この足着き性は許容範囲だ。
エンジンをオンにしてみると、水冷3気筒エンジンは独特のサウンドをかもし出す。

シングルやツインに共通する鼓動感があるんだけど、回すとジェットエンジンの加給器音のような独特なサウンドだ。
そして、エンジンの回り方が独特で低回転ではツインのような鼓動感を演出しているにもかかわらず回転を上げると
びっくりするくらいスムースに、まるで4気筒マルチのような雰囲気で回っていく。

実際に走らせてみると、これまた独特な世界が現れる。
低回転では実にトルクフルで、ツインのような鼓動感があり、しかも気難しさが全くないので低回転でも安心して流すことができる。ストリートトリプルという名称通り街中でも気軽に流せるというセッティングになっている。

ところがじゃ、ひとたびアクセルを空けると、これが実に気持ちいいのじゃ。
ツインのようなひっかかり感がなくて、実にスムースに、しかも力強く加速してくれる。
その時の音が、ジェットエンジンの加給器音のような独特なサウンドなのじゃよ。

そして、これまた実に素直なハンドリングというか、コーナーをトレースしていくのが楽しくなるような、そしてワクワクさせるような気持ちよさがある。

この3気筒エンジンと素直なハンドリングがかもし出す世界というのは、今まで私が全く経験したことのない、ファンタジーワールドという感じで、いつまでもワインディングを走り続けたいと思わせるものだった。


これ、
ちょっとヤバイ・・・・・
マジで欲しくなってきた・・・・

なんていうんだろう、自分の感性にピッタリって感じがしたんですよ。

う~ん、ヤバイ

惚れちまうやろ~~っ!



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