時間ができたので、①の続きです・・・・(笑)
今回乗ったkawasaki ZX-14というバイクは一言で表現するならば
・凄いバイク
あるいは
・素晴らしいバイク
と言っていいんでしょう。
とにかく全てにおいて異次元の世界ですから。
さて、今回のツーリングの目的は志賀草津道路を思いっきり走るということ。
8月はハーレーで磐梯吾妻スカイラインを走ってきたわけだけど実を言うと後悔しちょる。
あんな素晴らしい道をなんでハーレーで来てしまったんだろうと・・・・。
だから、あんな失敗は2度と繰り返さないという意味でZX-14を選んだわけじゃ。
で、そこに行くまでも実はいろいろ楽しい道があるんじゃが、
本来ならつまらないはずの高速道路もZX-14なら結構楽しめるのじゃよ。
例えば高速道路での楽しみ方としては、
例えばですぞ、そしてあくまでも私の想像ということで読んでいただきたいのじゃが
時速150km前後で我が物顔で走っている高級車を200kmオーバーで一瞬にして追い抜いてしまう。
そんなことがZX-14であれば、気合を入れるまでもなく誰でも簡単に出来てしまう。
ただし、これはあくまでも私の想像の話でね、これは立派な道路交通法違反になりますのでご注意を。
さて高速の楽しみは楽しみであるんじゃが、私は下道を楽しみたかったので、ずーっと高速利用ではなく上信越自動車道は松井田妙義で降りて碓氷峠のある碓氷バイパスで軽井沢へ向かった。
この道はkawasaki Ninja250Rでも走ったのじゃが高速コーナーが連続するゾクゾク・ワクワクするような道で、ZX-14には最高のステージでもあるんだよね。もちろん私の技量ではZX-14の本来のポテンシャルを十分に発揮するなんてことはできないのじゃが、こんな私のようなへなちょこライダーでも思い切り楽しむことが出来た。
さらに軽井沢から北軽井沢~草津に向かう146号も実に気持ちのいい道で余裕たっぷりのZX-14で走ると、なんだかおおらかな気分になってしまう。
そしてお待ちかねの志賀草津道路(292号)になるわけじゃが、草津温泉までは、もう最高っ!
素晴らしい景色とともにコーナーを目一杯楽しめるのじゃよ。コーナーごとに思わずウワァオと声が漏れてしまうほど楽しいワインディングロードが続くんじゃよね。
①でも書いたようにZX-14のコーナーでの挙動というのが実に安定していて、安心してコーナーに飛び込むことができるわけじゃ。もうゴキゲン状態で草津温泉の道の駅で、ちょっと冷静になろうと思い志賀高原の先にある宿泊ホテルの位置を地図で確認も含めてコーヒーブレイクをした。
で、またまたワインディングを楽しみはじめたのじゃが、あれあれ・・・・
雲行きが怪しい・・・・汗
そして一瞬にして真っ白な霧が・・・・
濃霧です・・・・
ワインディングを楽しむどころの騒ぎじゃありません。
目視できるのは10mくらいまで、とてもじゃないけどコーナーを攻めるとかの問題じゃないんですよ。
ゆっくり・まったり、亀さん状態です・・・・(笑)
ただし、10m圏内に入ると景色は見えますよ。もちろん10m先までの景色だけどね・・・・(笑)
それと、こういう時の人間って五感が鋭くなるようで、やけに臭いに敏感になりました。
白根山付近では景色は見えないのに硫黄の臭いで、このあたりって白根のあたりだろうなと分かっちゃいましたからね・・・・(笑)
霧の中で到着した国道では日本標高最高地点の渋峠
しかも気温は13度
とまあ、こんな感じで志賀草津道路は1/4ほどの距離しか楽しむことはできませんでした。
ただ、明日があるから、明日に期待ということで、ホテルでゆったり温泉につかってビールにチューハイ。
宿泊ツーリングの醍醐味は温泉と酒だよねぇ~。
とにかく明日は晴れることを期待して、さっさと就寝。
で、翌日は見事に雨・・・・(笑)
雨・雨・雨
まあ、こういうときのためにレインウエアを買っているわけで、それはそれで良しとしよう。
雨にはガッカリなんだけれども、でも霧よりは数倍ましです。
なんたって視界はハッキリしてますからね。
ドライに比べれば当然スリッピーで気をつけなければいけないんだけれども十分楽しむことはできましたぞ。
そして、雨だからこそ分かったこともあるんじゃよね。
このZX-14って、マジで素晴らしいんですよ。
雨だから、もちろんスピードは落として走ってはいるんだけど、こんな路面でも実に安定しちょるわけ。
トルクとパワーに物を言わせてガンガン行くというのはZX-14の醍醐味ではあるんだけど、雨でスリッピーな路面でもキッチリ安定しているというのは、実は凄いことなんじゃないかなと・・・・。
もちろん雨の高速でも、同じことが言えるんですよ。
ただ、バイクの性能を過信するのは超危険。
このバイクを乗るのに一番必要なことは、大人としての自制心だとつくづく感じました。
私は50歳を過ぎているわけで年齢的には大人なのじゃが
精神年齢は20前後の若造じゃ。
ZX-14のオーナーになるには、まだまだ修行を積まねばと思うのじゃが
いかがなものじゃろうか・・・・・。
そうそう、今回のツーリングでは500km以上走ったわけだが燃費は下記の通り。
187.3km 11.41リッター ⇒16.4km/リッター(高速中心、かなり飛ばし気味)
170.4km 10.93リッター ⇒15.6km/リッター(ワインディング中心)
177.0km 10.23リッター ⇒17.3km/リッター(高速中心)
534.7km 32.57リッター ⇒16.4km/リッター(全工程トータル)
それと、大型バイクの宿命ではあるのじゃが渋滞時のエンジンからの熱風は強烈で
冬はいいのじゃろうが、真夏は地獄のようじゃった・・・汗
汗をかくどころの騒ぎではなく、全身、汗でグッショリとなった。