2012年09月16日
BMWってどうよ?(F800R)
ご存知のように、と言うかご存知じゃないかもしれないのじゃが私はバイクについてはド素人じゃ。
まあ、本業以外については全て素人ということになるんじゃろうが、趣味が興じて玄人まがいのレベルにいる素人もたくさんおるじゃろう。
私の趣味はいろいろあるんじゃが、最も長い期間続いているのは車ということになる。
18歳から乗り出しているので趣味暦としては35年を超えているから、ちょっとは自慢できるかもしれない。
若い頃はスポーツカーばかりだったのじゃが結婚してからはセダンそしてワゴンに乗っている。
と言っても、元々がスポーツカーが好きだからセダンやワゴンと言ってもファミリーカーというよりは、やはりスポーツライクなタイプのものになってしまう。
で今乗っている車はBMWの525iツーリングというワゴンタイプの車なんだけど、2002年に購入したものだから丸10年乗っている私のお気に入りじゃ。
実を言うと、食わず嫌いというか525iに乗る前はBMWは好きじゃなかった。いやいや嫌いと言った方がいいかもしれない。って言うかBMWが嫌いと言うよりもBMWに乗ってる輩が嫌いというのが正しい表現じゃ。あくまで私の経験からくる印象なのじゃがBMWオーナーというのはマナーが悪い。我が物顔で強引という印象がある。
BMWと言えばベンツ同様に高級車の代名詞と言ってもいい。これも、あくまで私の経験からくる印象なのじゃがベンツオーナーの運転というのは、流石に高級車に乗っているだけのことはあり、運転そのものが穏やかでジェントルなのである。どこか余裕を感じる。それに比べBMWオーナーというのは俺は高級車に乗っているんだというどこか傲慢で強引なイメージがあったのじゃよ。
あくまで私の勝手な印象ですので、くれぐれも誤解のないように・・・・。
そんな私が何故BMWを買ってしまったのか?
実は、その当時ベンツのE320ステーションワゴンを買うつもりでいたんですよ。あとは正式な契約をするだけというところまで来ていたんだけど、正式購入の前に、せっかく新しい車を買うんだから、他にも試乗してみようということになり生まれて3度目のBMWに野ってみたんですね。
で、試乗してみてブッ飛んじゃったわけですよ。
ゲッ、この車オモシレェ~~~ってな具合です。
世の中に、こんな面白い・楽しい車があったのかと脳天カチ割られるくらいのショックを受けて、BMWが何故売れているのかがうなずけた瞬間だした。
スポーツカーには面白い・楽しい車はいっぱいあるんだけど、ワゴンタイプ(いわゆるファミリーユースの車)でこんなに走りが楽しい・もっと走りたいと思わせる車って珍しいんですよ。E320ステーションワゴンを買うつもでいたんだけど525iに乗ったら雲泥の差があるんです。
で、この気持ちを抑えることができなくなっちゃって、525iツーリングを買ってしまったというわけ。
何故、私が525iに惚れたかというと、第一にボディー剛性の高さ。ちょっとオーバースペックなんじゃないのと思わせるくらい剛性がしっかりしてるわけ。そのしっかりしたシャシー・ボディーに高性能のサスペンションが組まれているから、サスペンションのしなやかな動きが体感できるのと、エンジンフィールがいいんですよ。回転が上がっていくときの音質がドライバーの高揚感を煽り、もっと回そうぜって言われているような錯覚に陥っちゃう。
要するに全ての品質が走る楽しみのためにあるという感じでドライバーをその気にさせてくれるんです。
とまあ、BMWとの出会いはそんなことからオーナーになっちゃったわけです。
自分の中には「走りのBM」というイメージがあるわけですね。
と、前置きが長くなってしまいましたが
そんなことからバイクに対してもBMには凄く期待しちゃってるわけですよ。
ということで、BMWディーラーへ行ってきました。
実は何度も行っていて、営業マンとはいろんな話はしていたんですよね。
で今回、初めて実車に乗ることになったわけなんだけど、私のニーズに合う試乗車はF800RとR1200Rクラシックの2車種ということでこの2台に乗ってきました。

先ず最初に乗ったのがF800R
またがった印象は、足つき性も良くこれなら安心して走れそうだという妙な安心感があった。
先入観なんだろうけど、BMWオーナーが口を揃えて言うのが長距離乗っても疲れないという台詞。その台詞が脳裏をよぎった。
F800Rはネーミングからも分かるように800ccのエンジンを搭載している。頭のFは水冷2気筒エンジンを表しているのでF800Rは写真からも分かるように、水冷2気筒800ccエンジンのネイキッドタイプじゃ。
エンジンをかけるとすこぶるジェントルで安定しているという印象で、なんの緊張もなくスルスルと走り出す。
まさにジェントルという表現がピッタリなのじゃが、実にスムースなエンジンじゃ。2気筒ということで鼓動感やパルス感を期待すると的外れということになる。もちろん鼓動感が皆無ということではないが、実にスムースでまるでマルチに乗っているような感じじゃ。
よく調教されたエンジンという雰囲気があり、荒々しさとかパワフルという印象はない。低回転でもよく粘るので街中走行も難なくこなすという感じだ。で、加速はというと、これまた実にスムース。低回転から8000回転までなんのストレスもなくよく回る優等生エンジンって感じだね。
F800Rの加速感というのは本当にスムースに心地よく回っていくという感じなので、このフィーリングがある意味で特徴になっているような気がする。同じ2気筒のドゥカティとは全く逆の性格だ。ドゥカティは猛獣を思わせるような暴力的な迫力があるが、F800Rはジェントルの一言に尽きる。もちろん5000回転を越えたあたりからグーンとトルクフルになってパワー感はあるんだけれども決して暴力的じゃなくて、同じパワーだとしても狂暴さではなく、あくまでもちゃんと調教されているという安心感がある。
これは好みの分かれるところなんじゃよね。
バイクに鼓動感を求めるムキには、ちょっと物足りないというか個性がないというか・・・。
ただ逆に恐怖感がないので安心してスピードに乗って走らせることができるわけよ。
で、コーナリングなんだけど、これがまた実にスムース。
変な挙動というかクセがないので、思った通りのイメージ通りのラインを自然にトレースしていくことができる。
タンクデザインがちょうどいい具合にニーグリップしやすくなっているのでライディングポジションも気持ち前傾の自然なポジションだから特にコーナリングがスムースに感じる。
自分ではそんなにハイスピードという感じではないのだけれどメーターを見ると、「あっ、結構なスピードだ。」と思うレベルだ。
800ccという排気量の割には軽やかにコーナーをクリアしていける。感覚的には400ccクラスのバイクのイメージじゃ。
実際に高速道路は走っていないので実体験でのレポートではないけれど、私設サーキットを走った印象から140km前後の巡航は全く問題ないだろうなと感じた。最高速のテストまではしなかったけれども180kmくらいまでよどみなく加速してくれたので現実的には200kmくらいは出ると思うし、やはりBMWだなと感じたのは150kmを超えてもフレーム剛性やサスペンションに全く不安がなかったということじゃ。BMWオーナーがよく言う「どんなに長距離走っても疲れないんだよ。」の意味がちょいと分かったような気がした。ただし、高速巡航となると防風スクリーンは必須になるけどね。
さて、ひとしきりF800Rを乗った私の印象としては、「実に乗り易いバイク」だ。
水冷2気筒800ccエンジンということ以外にはスペックを知らないで、あくまで私の印象だけで書いているので後でスペックを調べてみたいと思っているが、印象としては軽やかで乗り易い。
きっとハイパワーなエンジンなんだろうけどジェントルな味付けがされているし、きっと車重も重たいんだろうけど取り回しも含め、あまり重さを感じさせない。おそらく重心が低い位置にあるから重さをあまり感じず、コーナリングも軽やかなんだろうなと想像してしまう。
街中の渋滞もさほど苦にならず、高速も安心して飛ばすことができ、峠道を軽やかに攻めていける、まさにオールマイティーなバイク。これが私がF800Rに持った印象だ。
で、買いますか?
と聞かれると
う~ん・・・・
いいバイクだと思うけど
私がBMWに望むバイクとは、ちょっと違うんだよね。
こういうバイクなら、何もBMWじゃなくてもいいもんね・・・・。
まあ、本業以外については全て素人ということになるんじゃろうが、趣味が興じて玄人まがいのレベルにいる素人もたくさんおるじゃろう。
私の趣味はいろいろあるんじゃが、最も長い期間続いているのは車ということになる。
18歳から乗り出しているので趣味暦としては35年を超えているから、ちょっとは自慢できるかもしれない。
若い頃はスポーツカーばかりだったのじゃが結婚してからはセダンそしてワゴンに乗っている。
と言っても、元々がスポーツカーが好きだからセダンやワゴンと言ってもファミリーカーというよりは、やはりスポーツライクなタイプのものになってしまう。
で今乗っている車はBMWの525iツーリングというワゴンタイプの車なんだけど、2002年に購入したものだから丸10年乗っている私のお気に入りじゃ。
実を言うと、食わず嫌いというか525iに乗る前はBMWは好きじゃなかった。いやいや嫌いと言った方がいいかもしれない。って言うかBMWが嫌いと言うよりもBMWに乗ってる輩が嫌いというのが正しい表現じゃ。あくまで私の経験からくる印象なのじゃがBMWオーナーというのはマナーが悪い。我が物顔で強引という印象がある。
BMWと言えばベンツ同様に高級車の代名詞と言ってもいい。これも、あくまで私の経験からくる印象なのじゃがベンツオーナーの運転というのは、流石に高級車に乗っているだけのことはあり、運転そのものが穏やかでジェントルなのである。どこか余裕を感じる。それに比べBMWオーナーというのは俺は高級車に乗っているんだというどこか傲慢で強引なイメージがあったのじゃよ。
あくまで私の勝手な印象ですので、くれぐれも誤解のないように・・・・。
そんな私が何故BMWを買ってしまったのか?
実は、その当時ベンツのE320ステーションワゴンを買うつもりでいたんですよ。あとは正式な契約をするだけというところまで来ていたんだけど、正式購入の前に、せっかく新しい車を買うんだから、他にも試乗してみようということになり生まれて3度目のBMWに野ってみたんですね。
で、試乗してみてブッ飛んじゃったわけですよ。
ゲッ、この車オモシレェ~~~ってな具合です。
世の中に、こんな面白い・楽しい車があったのかと脳天カチ割られるくらいのショックを受けて、BMWが何故売れているのかがうなずけた瞬間だした。
スポーツカーには面白い・楽しい車はいっぱいあるんだけど、ワゴンタイプ(いわゆるファミリーユースの車)でこんなに走りが楽しい・もっと走りたいと思わせる車って珍しいんですよ。E320ステーションワゴンを買うつもでいたんだけど525iに乗ったら雲泥の差があるんです。
で、この気持ちを抑えることができなくなっちゃって、525iツーリングを買ってしまったというわけ。
何故、私が525iに惚れたかというと、第一にボディー剛性の高さ。ちょっとオーバースペックなんじゃないのと思わせるくらい剛性がしっかりしてるわけ。そのしっかりしたシャシー・ボディーに高性能のサスペンションが組まれているから、サスペンションのしなやかな動きが体感できるのと、エンジンフィールがいいんですよ。回転が上がっていくときの音質がドライバーの高揚感を煽り、もっと回そうぜって言われているような錯覚に陥っちゃう。
要するに全ての品質が走る楽しみのためにあるという感じでドライバーをその気にさせてくれるんです。
とまあ、BMWとの出会いはそんなことからオーナーになっちゃったわけです。
自分の中には「走りのBM」というイメージがあるわけですね。
と、前置きが長くなってしまいましたが
そんなことからバイクに対してもBMには凄く期待しちゃってるわけですよ。
ということで、BMWディーラーへ行ってきました。
実は何度も行っていて、営業マンとはいろんな話はしていたんですよね。
で今回、初めて実車に乗ることになったわけなんだけど、私のニーズに合う試乗車はF800RとR1200Rクラシックの2車種ということでこの2台に乗ってきました。

先ず最初に乗ったのがF800R
またがった印象は、足つき性も良くこれなら安心して走れそうだという妙な安心感があった。
先入観なんだろうけど、BMWオーナーが口を揃えて言うのが長距離乗っても疲れないという台詞。その台詞が脳裏をよぎった。
F800Rはネーミングからも分かるように800ccのエンジンを搭載している。頭のFは水冷2気筒エンジンを表しているのでF800Rは写真からも分かるように、水冷2気筒800ccエンジンのネイキッドタイプじゃ。
エンジンをかけるとすこぶるジェントルで安定しているという印象で、なんの緊張もなくスルスルと走り出す。
まさにジェントルという表現がピッタリなのじゃが、実にスムースなエンジンじゃ。2気筒ということで鼓動感やパルス感を期待すると的外れということになる。もちろん鼓動感が皆無ということではないが、実にスムースでまるでマルチに乗っているような感じじゃ。
よく調教されたエンジンという雰囲気があり、荒々しさとかパワフルという印象はない。低回転でもよく粘るので街中走行も難なくこなすという感じだ。で、加速はというと、これまた実にスムース。低回転から8000回転までなんのストレスもなくよく回る優等生エンジンって感じだね。
F800Rの加速感というのは本当にスムースに心地よく回っていくという感じなので、このフィーリングがある意味で特徴になっているような気がする。同じ2気筒のドゥカティとは全く逆の性格だ。ドゥカティは猛獣を思わせるような暴力的な迫力があるが、F800Rはジェントルの一言に尽きる。もちろん5000回転を越えたあたりからグーンとトルクフルになってパワー感はあるんだけれども決して暴力的じゃなくて、同じパワーだとしても狂暴さではなく、あくまでもちゃんと調教されているという安心感がある。
これは好みの分かれるところなんじゃよね。
バイクに鼓動感を求めるムキには、ちょっと物足りないというか個性がないというか・・・。
ただ逆に恐怖感がないので安心してスピードに乗って走らせることができるわけよ。
で、コーナリングなんだけど、これがまた実にスムース。
変な挙動というかクセがないので、思った通りのイメージ通りのラインを自然にトレースしていくことができる。
タンクデザインがちょうどいい具合にニーグリップしやすくなっているのでライディングポジションも気持ち前傾の自然なポジションだから特にコーナリングがスムースに感じる。
自分ではそんなにハイスピードという感じではないのだけれどメーターを見ると、「あっ、結構なスピードだ。」と思うレベルだ。
800ccという排気量の割には軽やかにコーナーをクリアしていける。感覚的には400ccクラスのバイクのイメージじゃ。
実際に高速道路は走っていないので実体験でのレポートではないけれど、私設サーキットを走った印象から140km前後の巡航は全く問題ないだろうなと感じた。最高速のテストまではしなかったけれども180kmくらいまでよどみなく加速してくれたので現実的には200kmくらいは出ると思うし、やはりBMWだなと感じたのは150kmを超えてもフレーム剛性やサスペンションに全く不安がなかったということじゃ。BMWオーナーがよく言う「どんなに長距離走っても疲れないんだよ。」の意味がちょいと分かったような気がした。ただし、高速巡航となると防風スクリーンは必須になるけどね。
さて、ひとしきりF800Rを乗った私の印象としては、「実に乗り易いバイク」だ。
水冷2気筒800ccエンジンということ以外にはスペックを知らないで、あくまで私の印象だけで書いているので後でスペックを調べてみたいと思っているが、印象としては軽やかで乗り易い。
きっとハイパワーなエンジンなんだろうけどジェントルな味付けがされているし、きっと車重も重たいんだろうけど取り回しも含め、あまり重さを感じさせない。おそらく重心が低い位置にあるから重さをあまり感じず、コーナリングも軽やかなんだろうなと想像してしまう。
街中の渋滞もさほど苦にならず、高速も安心して飛ばすことができ、峠道を軽やかに攻めていける、まさにオールマイティーなバイク。これが私がF800Rに持った印象だ。
で、買いますか?
と聞かれると
う~ん・・・・
いいバイクだと思うけど
私がBMWに望むバイクとは、ちょっと違うんだよね。
こういうバイクなら、何もBMWじゃなくてもいいもんね・・・・。
Posted by うっちぃ at 11:08│Comments(2)
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この記事へのコメント
たぶん、このバイクに納得する人はBMWブランドのバイクに乗っていることで満足する人です。
それはそれでいいと思います。金銭的なことを度外視すれば十二分にいいバイクだと思えるはずです^^
それはそれでいいと思います。金銭的なことを度外視すれば十二分にいいバイクだと思えるはずです^^
Posted by 万里パパ at 2012年09月17日 20:49
万里パパさん
たしかに、そういう部分はあるでしょうね。
バイクに限ったことではないと思うんですが、
製品の性能や個性よりも、ブランド名だけで買う人は多いですからね。
たしかに、そういう部分はあるでしょうね。
バイクに限ったことではないと思うんですが、
製品の性能や個性よりも、ブランド名だけで買う人は多いですからね。
Posted by うっちぃ
at 2012年09月20日 08:27
