2012年09月16日
BMWってどうよ?(R1200R)
続いて乗ったのがR1200R。
これもイメージなんだけれども、BMWのバイクと言えば空冷水平対向エンジンだよね。
車で言うと、例えばフェラーリ。
一言でフェラーリと言ってもいろいろな車種がある。そしてフェラーリの最大の魅力はフェラーリミュージックと言われているV型12気筒エンジンが奏でるオーケストラのシンフォニーに例えられる高回転域でのフェラーリサウンドじゃ。
だから真のフェラーリストはV型12気筒エンジン以外はフェラーリとは認めないとも言われている。
いわゆる、熱狂的なファンがつくメーカーにはそのメーカーのアイデンティティーを象徴する何かがあるはずなんじゃよ。
フェラーリが12気筒エンジンならば、BMWはシルキーシックスと呼ばれている直列6気筒エンジンじゃ。もちろん私の525iもご他聞にもれず、直列6気筒エンジンなんだけどね。

さて、話はバイクに戻ってR200R。
もう、一目見ただけでこれぞBMWと分かるデザインの最大の特徴は空冷水平対向の2気筒エンジンだよね。
モト・グッツィの縦型Vツインエンジンも個性的じゃが、BMWのボクサーツインも強烈な個性をアピールしている。
しかもヘッドがデカイのでかなり重そうにも見えてなかなかの迫力だ。
私が乗ったのはR1200Rのクラシックというタイプのモデルでスポーツホイル使用のクラシカルなデザインで車高もR1200Rより低くなっているので足つき性は抜群にいい。さっき乗ったF800Rより一回り大きく見えるのじゃが足つき性は逆にいいのである。
エンジンをかけてみると、グッと重低音が響いて、決してうるさくもけたたましくもないのじゃが迫力のあるサウンドじゃ。
クラッチも軽いので難なくスタートさせることができる。
そして低回転域での空冷ボクサーツインの鼓動は、グイッと内臓を鷲掴みするような高揚感がわいてくる。
お~、これがボクサーツインか・・・・。
加速はというと、低回転域から十分なトルクがあるのでかなりパワフルな加速を味わうことができる。そりゃ排気量が1200ccもあるんじゃから当然と言えば当然じゃ。要するに排気量から想像するトルク感・パワー感がピタッと自分の感性に合っているので実にしっくりとくるフィーリングじゃ。
F800R同様に最高速テストはできなかったが180kmほど出した感じではまだ余裕があったので200kmオーバーはまちがいなく出そうである。そして高回転になると不思議とエンジンの鼓動感はジェントリーなフィーリングになっていく。低・中回転域では鼓動感を演出したトルクフルなフィーリングで高回転域になると、それこそシルキーな回り方なのだよ。このあたりのフィーリングがBM(車)オーナーとしては、なるほどBMらしいフィーリングだなと感じれるところなんじゃよね。
これは表現が難しいんだけど、高回転域になると大人しくなるとかパワー不足を感じるということではなくて、あくまでシルキーなフィーリングで、回り方がなめらかなんだけどしっかりパワフルであるということなんじゃよね。だから、もっと回したくなっちゃうみたいな・・・・(笑)
これはエンジン特性ということもあるんじゃろうけど、やっぱりフレーム剛性の高さを感じちゃうんですよ。まだいける、まだ余裕があると感じちゃうわけ。その辺の味付けというのがやはり伝統というか、バイク好きの人が設計してるんだろうなぁと想像できちゃうんだよね。
それと特筆すべきはブレーキ性能。
今までいろんなバイクに乗って、いまどきのバイクのブレーキ性能って凄いんだなと感じていたんだけれども、そんな素晴らしいブレーキ性能を持ったバイク達の中でもR1200Rのブレーキ性能は突出しているように感じましたよ。それは制動力ということはもちろんなんだけれどブレーキタッチのフィーリングも含めてということです。ブレーキが気持ちいいんです。
さて、この見るからに重たそうなR1200Rのコーナリングなんですが・・・・
これこそ、百聞は一見にしかずという言葉がピッタリくるというか、乗ってみないと分からないもんだなぁというのを実感しました。
確かに重量級のバイクなわけだから、250ccクラスのヒラヒラと舞うという感じではありませんよ。
だけど、見た目とは裏腹に実に気持ちよくコーナーをクリアしてくれるんですよ。思わず「あれっ、なんか軽やか・・・。」と声が出ちゃうくらい。実際のところはどうだか分からないんだけど、見た目のイメージ、またがったときのイメージからは想像できないくらいに軽やかなんです。
私の正直な感想としては、R1200Rで高速を長距離移動するよりも、峠道を一日走ってみたい・・・・と思っちゃいました。
もちろん直進安定性もいいし、重量があるだけに高速域でもしっかり安定感があるので高速巡航は楽チンだろうなぁと想像はできるんだけど、R1200Rの本当の良さは高速走行よりもワインディングロードでのコーナリングの楽しみなんじゃないかなと・・・・。
ただ、あきらかにクセがありました。もしかしたら私が乗ったR1200Rの固有のクセなのかもしれないんだけど微妙に、本当にごく微妙に右へ行きたがるようなところがあったんじゃよね。
それからクラッチ。R1200Rのクラッチは乾式クラッチなのでひとつひとつの操作がシビアなんですよ。だからギヤチェンジするときのエンジン回転数というのはそのときのスピードど上手くマッチしていないと、ショックがきます。そのショックは当然ながらシャフトドライブを介してリアタイヤに繋がっているわけじゃから、へたな乗り方をするとギクシャクした感じになるんですよね。
ただ、逆にこれが面白さにも繋がってると思ったんです。要するにライダーの技量が走りに出るわけです。実際のタイムは別にして本人にだけは必ず分かる部分というのがあって、今のタイミングはちょっとズレたなとか、「お~、今のタイミングだよ、ビシッと決まって気持ちイ~イ。」なんてことがギヤチェンジの度に経験できるわけです。
これも私の勝手な想像なんですが、自分が経験した感じで言うと今の私が乗ったら、おそらくF800Rの方が早く走れるような気がするんですよ。ただ、技術を磨いて走りこめばR1200Rの方が早く走れるんじゃないだろうかって。
でR1200Rを上手く乗りこなせるようになりたいなと思わせる何かがあるんですよね。
もちろん今の私の技量ではF800Rでさえ、乗りこなせるレベルではないんですよ。ただF800Rは自分のへたさ加減をバイクが補正してくれるという雰囲気があり、R1200Rはへたな部分は「お前、へただな。」としっかり言われている感じがするんだよね。しかも的確に言われているような・・・・汗
で、私としては、R1200Rのあの乾式クラッチを使いこなしたい。そして、もっとコーナーで寝かしてみたい。そしてコイツと共に日本中の峠という峠道を走破してみたいと思っちゃったんですよねぇ~。
BMW R1200R、これちょっとヤバイです・・・・♪(笑)
これもイメージなんだけれども、BMWのバイクと言えば空冷水平対向エンジンだよね。
車で言うと、例えばフェラーリ。
一言でフェラーリと言ってもいろいろな車種がある。そしてフェラーリの最大の魅力はフェラーリミュージックと言われているV型12気筒エンジンが奏でるオーケストラのシンフォニーに例えられる高回転域でのフェラーリサウンドじゃ。
だから真のフェラーリストはV型12気筒エンジン以外はフェラーリとは認めないとも言われている。
いわゆる、熱狂的なファンがつくメーカーにはそのメーカーのアイデンティティーを象徴する何かがあるはずなんじゃよ。
フェラーリが12気筒エンジンならば、BMWはシルキーシックスと呼ばれている直列6気筒エンジンじゃ。もちろん私の525iもご他聞にもれず、直列6気筒エンジンなんだけどね。

さて、話はバイクに戻ってR200R。
もう、一目見ただけでこれぞBMWと分かるデザインの最大の特徴は空冷水平対向の2気筒エンジンだよね。
モト・グッツィの縦型Vツインエンジンも個性的じゃが、BMWのボクサーツインも強烈な個性をアピールしている。
しかもヘッドがデカイのでかなり重そうにも見えてなかなかの迫力だ。
私が乗ったのはR1200Rのクラシックというタイプのモデルでスポーツホイル使用のクラシカルなデザインで車高もR1200Rより低くなっているので足つき性は抜群にいい。さっき乗ったF800Rより一回り大きく見えるのじゃが足つき性は逆にいいのである。
エンジンをかけてみると、グッと重低音が響いて、決してうるさくもけたたましくもないのじゃが迫力のあるサウンドじゃ。
クラッチも軽いので難なくスタートさせることができる。
そして低回転域での空冷ボクサーツインの鼓動は、グイッと内臓を鷲掴みするような高揚感がわいてくる。
お~、これがボクサーツインか・・・・。
加速はというと、低回転域から十分なトルクがあるのでかなりパワフルな加速を味わうことができる。そりゃ排気量が1200ccもあるんじゃから当然と言えば当然じゃ。要するに排気量から想像するトルク感・パワー感がピタッと自分の感性に合っているので実にしっくりとくるフィーリングじゃ。
F800R同様に最高速テストはできなかったが180kmほど出した感じではまだ余裕があったので200kmオーバーはまちがいなく出そうである。そして高回転になると不思議とエンジンの鼓動感はジェントリーなフィーリングになっていく。低・中回転域では鼓動感を演出したトルクフルなフィーリングで高回転域になると、それこそシルキーな回り方なのだよ。このあたりのフィーリングがBM(車)オーナーとしては、なるほどBMらしいフィーリングだなと感じれるところなんじゃよね。
これは表現が難しいんだけど、高回転域になると大人しくなるとかパワー不足を感じるということではなくて、あくまでシルキーなフィーリングで、回り方がなめらかなんだけどしっかりパワフルであるということなんじゃよね。だから、もっと回したくなっちゃうみたいな・・・・(笑)
これはエンジン特性ということもあるんじゃろうけど、やっぱりフレーム剛性の高さを感じちゃうんですよ。まだいける、まだ余裕があると感じちゃうわけ。その辺の味付けというのがやはり伝統というか、バイク好きの人が設計してるんだろうなぁと想像できちゃうんだよね。
それと特筆すべきはブレーキ性能。
今までいろんなバイクに乗って、いまどきのバイクのブレーキ性能って凄いんだなと感じていたんだけれども、そんな素晴らしいブレーキ性能を持ったバイク達の中でもR1200Rのブレーキ性能は突出しているように感じましたよ。それは制動力ということはもちろんなんだけれどブレーキタッチのフィーリングも含めてということです。ブレーキが気持ちいいんです。
さて、この見るからに重たそうなR1200Rのコーナリングなんですが・・・・
これこそ、百聞は一見にしかずという言葉がピッタリくるというか、乗ってみないと分からないもんだなぁというのを実感しました。
確かに重量級のバイクなわけだから、250ccクラスのヒラヒラと舞うという感じではありませんよ。
だけど、見た目とは裏腹に実に気持ちよくコーナーをクリアしてくれるんですよ。思わず「あれっ、なんか軽やか・・・。」と声が出ちゃうくらい。実際のところはどうだか分からないんだけど、見た目のイメージ、またがったときのイメージからは想像できないくらいに軽やかなんです。
私の正直な感想としては、R1200Rで高速を長距離移動するよりも、峠道を一日走ってみたい・・・・と思っちゃいました。
もちろん直進安定性もいいし、重量があるだけに高速域でもしっかり安定感があるので高速巡航は楽チンだろうなぁと想像はできるんだけど、R1200Rの本当の良さは高速走行よりもワインディングロードでのコーナリングの楽しみなんじゃないかなと・・・・。
ただ、あきらかにクセがありました。もしかしたら私が乗ったR1200Rの固有のクセなのかもしれないんだけど微妙に、本当にごく微妙に右へ行きたがるようなところがあったんじゃよね。
それからクラッチ。R1200Rのクラッチは乾式クラッチなのでひとつひとつの操作がシビアなんですよ。だからギヤチェンジするときのエンジン回転数というのはそのときのスピードど上手くマッチしていないと、ショックがきます。そのショックは当然ながらシャフトドライブを介してリアタイヤに繋がっているわけじゃから、へたな乗り方をするとギクシャクした感じになるんですよね。
ただ、逆にこれが面白さにも繋がってると思ったんです。要するにライダーの技量が走りに出るわけです。実際のタイムは別にして本人にだけは必ず分かる部分というのがあって、今のタイミングはちょっとズレたなとか、「お~、今のタイミングだよ、ビシッと決まって気持ちイ~イ。」なんてことがギヤチェンジの度に経験できるわけです。
これも私の勝手な想像なんですが、自分が経験した感じで言うと今の私が乗ったら、おそらくF800Rの方が早く走れるような気がするんですよ。ただ、技術を磨いて走りこめばR1200Rの方が早く走れるんじゃないだろうかって。
でR1200Rを上手く乗りこなせるようになりたいなと思わせる何かがあるんですよね。
もちろん今の私の技量ではF800Rでさえ、乗りこなせるレベルではないんですよ。ただF800Rは自分のへたさ加減をバイクが補正してくれるという雰囲気があり、R1200Rはへたな部分は「お前、へただな。」としっかり言われている感じがするんだよね。しかも的確に言われているような・・・・汗
で、私としては、R1200Rのあの乾式クラッチを使いこなしたい。そして、もっとコーナーで寝かしてみたい。そしてコイツと共に日本中の峠という峠道を走破してみたいと思っちゃったんですよねぇ~。
BMW R1200R、これちょっとヤバイです・・・・♪(笑)
Posted by うっちぃ at 16:13│Comments(5)
│インプレッション
この記事へのコメント
車体が右方向へ振動するのは、ボクサーエンジンに共通するクセです。
初めて乗った時は少し驚きました。
慣れればどうということはありませんが、人によってボクサーエンジンを好きになるか、嫌いになるかの分かれ目になるようです。
初めて乗った時は少し驚きました。
慣れればどうということはありませんが、人によってボクサーエンジンを好きになるか、嫌いになるかの分かれ目になるようです。
Posted by 幸 at 2012年09月17日 16:18
幸さんが書かれているように、縦置きエンジンには癖がありますね^^
でもそこがいいところなんですが。
関係ない話かもしれないんですけど、第二次大戦中、ドイツとイタリアと日本が同盟を組んだ関係って、バイクを基に考えると分かりやすい気がします。
同じ島国のイギリスのトライアンフもそうですが。
少なくともアメリカのハーレーよりも感性が近いと思います。
KTMのデュークもいいですが、使うシチュエーションを考えるとやっぱりBMWかなと思います(^_^;)
でもそこがいいところなんですが。
関係ない話かもしれないんですけど、第二次大戦中、ドイツとイタリアと日本が同盟を組んだ関係って、バイクを基に考えると分かりやすい気がします。
同じ島国のイギリスのトライアンフもそうですが。
少なくともアメリカのハーレーよりも感性が近いと思います。
KTMのデュークもいいですが、使うシチュエーションを考えるとやっぱりBMWかなと思います(^_^;)
Posted by 万里パパ at 2012年09月17日 20:54
幸さん
そうですね、
その個性が好きか嫌いかの分かれ目になるんでしょう。
個性が薄ければそれだけ万人向けになるでしょうし
個性が強ければ好き・嫌いがハッキリしますからね・・・・♪
そうですね、
その個性が好きか嫌いかの分かれ目になるんでしょう。
個性が薄ければそれだけ万人向けになるでしょうし
個性が強ければ好き・嫌いがハッキリしますからね・・・・♪
Posted by うっちぃ
at 2012年09月20日 08:30

万里パパ さん
どうやら万里パパさんはR1200Rがお気に入りのようですねっ(笑)
たしかにどういうシチュエーションで使うのかを明確にしておくのは
判断基準の大きなポイントだと思います。
相棒が何になるのか、自分でも楽しみです・・・・♪
どうやら万里パパさんはR1200Rがお気に入りのようですねっ(笑)
たしかにどういうシチュエーションで使うのかを明確にしておくのは
判断基準の大きなポイントだと思います。
相棒が何になるのか、自分でも楽しみです・・・・♪
Posted by うっちぃ
at 2012年09月20日 08:34

貴方はCB1300にのったことありますか?現行型に。
Posted by 付き人T at 2014年01月04日 05:22