2013年04月15日
スリップストリーム【秘密会員制:大人のバイク倶楽部】
浦和ICから東北道に入りトイレ休憩のために15分ほど休憩したのが佐野藤岡サービスエリア。
とにかく、荒井さんのパニガーレについて行くのがやっとというか、超ビビリながらもなんとか見失うことな追っかけた次第である。
予定通り、サービスエリアに入ってくれたのでホッとした。
ヘルメットをとった荒井さんは妙に爽やかな笑顔で開口一番「内山さん、なかなかやるじゃないですか。」と・・・・
おいおい、やるじゃないですかじゃないんだよねぇ。
やるもやらないも、宿泊からなにからなにまでおまかせしちゃってるんで、こちとらとしてはぐれるわけにはいかないわけよ。
お恥ずかしい話なのじゃが、走っているときは必死だったもんでビビリながらもなんとかしなきゃとついていって
ある意味で恐怖心より必死さがまさっていたもんじゃから、怖くはなかったんだよね。
ところが、バイクから降りたら脚が震えだしちゃってね。
震えを抑えるためにも、とにかくトイレへと駆け込んだ次第じゃ。
走っている時は、早く佐野藤岡につかないかなと、妙に長く感じていたんだけど時計を見てギョッとした。
浦和ICを出てから、まだ15分しかたってないじゃん・・・・
浦和から佐野藤岡まで約55kmあるはず。そこを15分で来ちゃったわけ・・・・?汗

トイレから出てくる、すぐにもまた出発である。
荒井さんが今度は
ウォーミングアップも済んだんで、これからは本気で行きましょう。
時間も時間なんでノンストップで松島まで行きますのでよろしく。
ギョエェェェェ~ッ、
さっきのがウォーミングアップってどういうことよ。
こっちは必死だっちゅうのに、あんたたちはウォーミングアップだったって言うんかよ。
思わず心の中で叫んだんだけど、もう、こうなりゃどうにでもなれってんで
強くうなずいてみせた私じゃった。
ここからが本気モードでのツーリングじゃ。
開き直ってみると、なんというのか、なんとかなっちゃうというのか・・・・
さっきまでは、あんなにビビッていたのが不思議とついて行けちゃうんだよね。
このとき思ったんだけどZX14Rって凄いバイクだよ。
こんなクレイジーな連中にピッタリとついて行けるんじゃから。
とにかく、佐野藤岡からのペースといったら半端じゃなかった。
完全に異次元ゾーンじゃ。
どういうわけか、暗黙の了解というやつなんだけど、ポンポンポンとギヤアップしていって
これ以上ないギヤポジションでタコメーターはレッドソーンに出たり入ったりの回転域。
風圧は凄いんだけど、
実はこのときに初めてバイクでスリップストリームを経験しちゃったわけです。
この6人、とんでもないスピード域でスリップストリームごっこをしているわけですよ。
これぞ暗黙の了解なんだけど、先頭車が必死に頑張ってるところの後ろにピタリとつける。
するとあら不思議、背中をポーンと押されたような感覚でスーッと追い抜きができちゃう。
このスリップストリームを6人が交互にやりあいながら、本来の最高速をキープしてるどころか
カタログデータ以上のスピードを維持してのツーリングとなったわけです。
最初はビビッていた私だったのじゃが、慣れとは恐ろしいものじゃ。
恐怖心とかビビった感覚はいつのまにか消えていて、もっと早く走りたい、工夫したらもっと早く走れるんじゃないの・・・・なんて思うよになってきたんだから不思議じゃ。
景色なんて全く記憶に残っていない。
最高回転域でのエグゾーストノートと風圧、そして同行しているライダーの決して聞こえるはずのない吐息と心臓の鼓動音を感じながらのツーリング。
何も競争しているわけじゃなく、そう、競争じゃなくて供走といった方がいいのかもしれない。
スリップストリームを使いながらの異次元世界を供に走る感覚じゃ。
と言っても、周りからは狂騒しているように見えるんだろうけどね。
こんなペースで走ったもんじゃから、320km以上ある松島温泉には1時間半かからずに着いてしまった。
続く
とにかく、荒井さんのパニガーレについて行くのがやっとというか、超ビビリながらもなんとか見失うことな追っかけた次第である。
予定通り、サービスエリアに入ってくれたのでホッとした。
ヘルメットをとった荒井さんは妙に爽やかな笑顔で開口一番「内山さん、なかなかやるじゃないですか。」と・・・・
おいおい、やるじゃないですかじゃないんだよねぇ。
やるもやらないも、宿泊からなにからなにまでおまかせしちゃってるんで、こちとらとしてはぐれるわけにはいかないわけよ。
お恥ずかしい話なのじゃが、走っているときは必死だったもんでビビリながらもなんとかしなきゃとついていって
ある意味で恐怖心より必死さがまさっていたもんじゃから、怖くはなかったんだよね。
ところが、バイクから降りたら脚が震えだしちゃってね。
震えを抑えるためにも、とにかくトイレへと駆け込んだ次第じゃ。
走っている時は、早く佐野藤岡につかないかなと、妙に長く感じていたんだけど時計を見てギョッとした。
浦和ICを出てから、まだ15分しかたってないじゃん・・・・
浦和から佐野藤岡まで約55kmあるはず。そこを15分で来ちゃったわけ・・・・?汗

トイレから出てくる、すぐにもまた出発である。
荒井さんが今度は
ウォーミングアップも済んだんで、これからは本気で行きましょう。
時間も時間なんでノンストップで松島まで行きますのでよろしく。
ギョエェェェェ~ッ、
さっきのがウォーミングアップってどういうことよ。
こっちは必死だっちゅうのに、あんたたちはウォーミングアップだったって言うんかよ。
思わず心の中で叫んだんだけど、もう、こうなりゃどうにでもなれってんで
強くうなずいてみせた私じゃった。
ここからが本気モードでのツーリングじゃ。
開き直ってみると、なんというのか、なんとかなっちゃうというのか・・・・
さっきまでは、あんなにビビッていたのが不思議とついて行けちゃうんだよね。
このとき思ったんだけどZX14Rって凄いバイクだよ。
こんなクレイジーな連中にピッタリとついて行けるんじゃから。
とにかく、佐野藤岡からのペースといったら半端じゃなかった。
完全に異次元ゾーンじゃ。
どういうわけか、暗黙の了解というやつなんだけど、ポンポンポンとギヤアップしていって
これ以上ないギヤポジションでタコメーターはレッドソーンに出たり入ったりの回転域。
風圧は凄いんだけど、
実はこのときに初めてバイクでスリップストリームを経験しちゃったわけです。
この6人、とんでもないスピード域でスリップストリームごっこをしているわけですよ。
これぞ暗黙の了解なんだけど、先頭車が必死に頑張ってるところの後ろにピタリとつける。
するとあら不思議、背中をポーンと押されたような感覚でスーッと追い抜きができちゃう。
このスリップストリームを6人が交互にやりあいながら、本来の最高速をキープしてるどころか
カタログデータ以上のスピードを維持してのツーリングとなったわけです。
最初はビビッていた私だったのじゃが、慣れとは恐ろしいものじゃ。
恐怖心とかビビった感覚はいつのまにか消えていて、もっと早く走りたい、工夫したらもっと早く走れるんじゃないの・・・・なんて思うよになってきたんだから不思議じゃ。
景色なんて全く記憶に残っていない。
最高回転域でのエグゾーストノートと風圧、そして同行しているライダーの決して聞こえるはずのない吐息と心臓の鼓動音を感じながらのツーリング。
何も競争しているわけじゃなく、そう、競争じゃなくて供走といった方がいいのかもしれない。
スリップストリームを使いながらの異次元世界を供に走る感覚じゃ。
と言っても、周りからは狂騒しているように見えるんだろうけどね。
こんなペースで走ったもんじゃから、320km以上ある松島温泉には1時間半かからずに着いてしまった。
続く
2013年04月15日
話が違う【秘密会員制:大人のバイク倶楽部】
約束のツーリングの日がやってきた。
目指すは頑張れ日本、頑張れ東北という意味も込めてのことだと思うのじゃが宮城県の松島温泉だ。
東北自動車道を一路北へ向かう、ほとんどが高速道路のツーリングということなのじゃが
そもそも、この大人のバイク倶楽部の趣旨というのは、酸いも甘いも経験してきた大人が
がんじがらめの現実社会を忘れてバイクを通じてリフレッシュするということらしい。
たしかに現代社会というのはストレスのかたまりじゃ。
仕事はもちろん、社会生活や家庭においてだって自分の勝手気ままにというわけにはいかない。
本当にリラックスできるのは、トイレの中だけだなんてことを言う人もいるくらいしゃ。
法治国家なんじゃから当然と言えば当然なんじゃが、あらゆるところに規制があり
あらゆるところに理不尽なルールがあり、あらゆるシチュエーションにおいて多かれ少なかれ
我慢をしいられているというのが現実じゃろう。

さて、集合時間が午後二時半で一路、松島温泉に向かい温泉・宴を楽しみ旅館に一泊して翌朝は自然解散といういたって自由気ままなスケジュールだ。
2グループに分かれての出発だったのだが私は荒井さんと同じグループで一緒に走るバイクは
1199パニガーレ・CBR1000RRが2台・S1000RR、ヤマハYZF-R1、そして私のZX14Rの6台。
いつものことらしいのじゃが、出発前に途中休憩・行き先の確認、注意事項の確認をした。
面白いのがオービス位置の確認と、覆面パトカーの注意点もあった。
特に白のクラウンは要注意とのこと。どこで情報を仕入れたのか分からないけど、なんでそんなこと知ってるの?
というようなことまで調べ上げられていた。もしかして、警察関係者が仲間にいるのかも・・・・?
まあ事前準備に怠りないというのは何をする上でも大切なことじゃ。
初体験の私としてはただお仲間についていけばいいだけのことじゃからね。
最後に、あくまでも自分たちは大人として自己責任のもとに行動するわけで
くれぐれも安全運転を心がけてほしい。との言葉。
バイクがバイクだけに、こういう言葉を聞くとちょっとホッとしますな。
そして、もしものことが起きた場合でも、もちろん自己責任です。
このバイク倶楽部とは一切係わり合いがないということを念押しされた。
なんだかねぇ、さすがに秘密の会員制倶楽部という感じじゃ。
首都高速から東北自動車道に入って一路北へ向かうわけだが、
ちょっと話が違う・・・・汗
早過ぎる・・・・・汗
本気かよって思うくらい早い・・・・汗
出発前に、くれぐれも安全運転でお願いしますというあの言葉はなんだったんだよ。
おいおい、酸いも甘いも経験してきた大人の倶楽部なんじゃないのかよ?
このスピードってリフレッシュするどころか、あり得ないほどのプレッシャーとストレスがたまるじゃん。
高速道路と言えど、バイクでこんなスピード域で走るなんて考えらんないよ。
たしかに若かりし頃、車で新幹線よりも早いスピードでクルージングをやった経験はある私じゃ。
だから絶対スピードという点では体験者ではあるが車とバイクでは体感スピードは全然違うのじゃよ。車は4輪じゃからコケルことはない。
だけどバイクは話が違う。
コケたら終わり、即あの世行きというスピード域じゃ。
このスピードじゃオービスもお手上げじゃろう。
大体、覆面パトカーがいたらどうすんのよ?
お~い、話が違うよ~!大汗
目指すは頑張れ日本、頑張れ東北という意味も込めてのことだと思うのじゃが宮城県の松島温泉だ。
東北自動車道を一路北へ向かう、ほとんどが高速道路のツーリングということなのじゃが
そもそも、この大人のバイク倶楽部の趣旨というのは、酸いも甘いも経験してきた大人が
がんじがらめの現実社会を忘れてバイクを通じてリフレッシュするということらしい。
たしかに現代社会というのはストレスのかたまりじゃ。
仕事はもちろん、社会生活や家庭においてだって自分の勝手気ままにというわけにはいかない。
本当にリラックスできるのは、トイレの中だけだなんてことを言う人もいるくらいしゃ。
法治国家なんじゃから当然と言えば当然なんじゃが、あらゆるところに規制があり
あらゆるところに理不尽なルールがあり、あらゆるシチュエーションにおいて多かれ少なかれ
我慢をしいられているというのが現実じゃろう。

さて、集合時間が午後二時半で一路、松島温泉に向かい温泉・宴を楽しみ旅館に一泊して翌朝は自然解散といういたって自由気ままなスケジュールだ。
2グループに分かれての出発だったのだが私は荒井さんと同じグループで一緒に走るバイクは
1199パニガーレ・CBR1000RRが2台・S1000RR、ヤマハYZF-R1、そして私のZX14Rの6台。
いつものことらしいのじゃが、出発前に途中休憩・行き先の確認、注意事項の確認をした。
面白いのがオービス位置の確認と、覆面パトカーの注意点もあった。
特に白のクラウンは要注意とのこと。どこで情報を仕入れたのか分からないけど、なんでそんなこと知ってるの?
というようなことまで調べ上げられていた。もしかして、警察関係者が仲間にいるのかも・・・・?
まあ事前準備に怠りないというのは何をする上でも大切なことじゃ。
初体験の私としてはただお仲間についていけばいいだけのことじゃからね。
最後に、あくまでも自分たちは大人として自己責任のもとに行動するわけで
くれぐれも安全運転を心がけてほしい。との言葉。
バイクがバイクだけに、こういう言葉を聞くとちょっとホッとしますな。
そして、もしものことが起きた場合でも、もちろん自己責任です。
このバイク倶楽部とは一切係わり合いがないということを念押しされた。
なんだかねぇ、さすがに秘密の会員制倶楽部という感じじゃ。
首都高速から東北自動車道に入って一路北へ向かうわけだが、
ちょっと話が違う・・・・汗
早過ぎる・・・・・汗
本気かよって思うくらい早い・・・・汗
出発前に、くれぐれも安全運転でお願いしますというあの言葉はなんだったんだよ。
おいおい、酸いも甘いも経験してきた大人の倶楽部なんじゃないのかよ?
このスピードってリフレッシュするどころか、あり得ないほどのプレッシャーとストレスがたまるじゃん。
高速道路と言えど、バイクでこんなスピード域で走るなんて考えらんないよ。
たしかに若かりし頃、車で新幹線よりも早いスピードでクルージングをやった経験はある私じゃ。
だから絶対スピードという点では体験者ではあるが車とバイクでは体感スピードは全然違うのじゃよ。車は4輪じゃからコケルことはない。
だけどバイクは話が違う。
コケたら終わり、即あの世行きというスピード域じゃ。
このスピードじゃオービスもお手上げじゃろう。
大体、覆面パトカーがいたらどうすんのよ?
お~い、話が違うよ~!大汗