2012年11月16日
不思議なW800

箱根ターンパイクの料金所を過ぎるW800に乗る俺
kawasakiにW800というバイクがある。
このバイクはkawasakiの幻の名車(自分で勝手に思ってるだけなんだけどね)であるW-1の現代復刻版というものだと思うんだけど、エンジンのクランクケースのデザインこそ違うものの全体的なデザインはまさにW-1を彷彿させてくれる。
我が愛車GN125Hとは排気量がまるで違うので比べようはないのじゃが昭和レトロなデザインということで共通性もある。
さて、このW800だがエンジンは空冷4ストOHCの2気筒773ccでパワーは48PS/6500rpmというスペックじゃ。
800ccクラスで出力はたったの48馬力。数値だけ見ればハッキリ言って非力である。
例えば同じkawasakiでもZX-6Rは599ccと600ccクラスという少ない排気量で128馬力もある。まあZX-6Rは特別としてもNinja650は649ccで71馬力じゃ。
どう考えたって現代の他のバイクと比べれば格段と非力なんじゃよ。
しかも重量は216kgで200キロオーバーの立派な大型バイクの体格である。

で、走りはどうかというと
これがなかなか気持ちのいい走りをするわけでね。
10月にレンタルバイクのツーリングがあって東名高速~箱根ターンパイク~伊豆スカイラインと走ったのじゃが
一緒に走ったのはkawasaki ZX-14にダエグ、Ducatiディベルにマルチストラーダ、隼、CBR1000RRにCB1300そしてYZF-R1とスーパーバイクぞろいだった。
もちろんストレートの加速力ということでは少々置いていかれるが、ことワインディングに入るといい勝負でね。
まあ、競争しているわけではないのでいい勝負というのは的を得た表現とは言えないが同等の走りができるわけじゃよ。
ただし、コーナーを出てからの立ち上がりでは置いていかれるけどね。
でも次のコーナーの途中では追いついちゃう・・・・(笑)
まあ、腕の差というのもあるんだろけど・・・・♪
200馬力クラスのスーパーバイクと片や48馬力のバイクが一緒に走れるってねぇ~
バイクは馬力だけじゃないんですよ。
ちなみに、みんなでサーキット走行したときは流石に高速域ではどうにもならないんだけど、それでも180kmは出ますからね。
日本の道路事情を考えれば、公道では高速道路でも100kmまでしか出せないわけで、W800のスペックでも十分なわけです。まあ、実際の乗りやすさとか扱い易さというのはピークパワーの数値よりも実用回転域でのトルクの方が重要だから馬力だけ見ても意味がないんだけどね。
ただ、コーナリングしていると思うのは、やっぱり基本設計は古いんだよねって思うこと。特にリアサスの挙動。まあ、これも実用スピード域では問題なくて、フワフワした挙動はそれはそれなりに楽しめる範囲だからね。味があると言ってもいいわけよ。

こうして走っているいるところを写真に撮ってもらえるって嬉しいよね。
しかもこんなアングルで。
これは、写真班がいて二人乗りしていて、後ろのタンデマーがカメラマンなわけ。
カメラマンというよりカメラウーマンでしたけどね・・・・♪